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晩婚化の是非

2016.04.09

いつもブログをご覧頂いてありがとうございます。

世の中は晩婚化が社会問題になっていますが、社会問題といってもあまり政府が真剣に取り組んでいるという事はないと思っています。

ただ晩婚化の仕組みはざっくりと

①物価の上昇に比べて賃金が上がっていないので、結婚すると生活が苦しくなる。

②生活が苦しくなるなら結婚するなら、自分の生活を守れるぐらい賃金が上がるまで結婚しない。

③結婚によってのストレスを考えるぐらいなら、もう少し気楽にいたい。

など全てではないですが考えられます。

しかし晩婚化は悪い事ばかりではもちろんありません。

高齢化社会になればなるほど介護士の数は足りなくなりますが、熟年結婚によって最後までお互いが面倒を見合う事が出来るし、離婚率が高くなればなるほど再婚する数も増えていき、再婚する年も上がるので消費する金額も上がり、日本のGDPは上がるとのデータもあります。

ただ晩婚化によって考えられる弊害もあると思います。

①高齢出産のリスクを考え、出産に慎重になる為少子化になる。

②晩婚になればなるだけ結婚式や新生活を派手にしたがらないので、お金を使わない。

等が考えられるのではないかと思っています。

特に少子化に関しては深刻で、50年後には日本の人口は約8000万人になり、その内50%以上が60歳以上になるというデータもあります。

だから定年を75歳にしようとか、介護保険もどんどん厳しくしていったり、市バスや地下鉄が60歳以上が無料じゃなくなったり、高齢化社会の対応ばかりに力を注いでいて、晩婚化や少子化に対しての対策を全然と言って良い程していません。

根本的に少子化の問題が解決すれば、少なくとも晩婚化も解決につながるのではないでしょうか?

まずは子供を出産する時の環境(子供手当、育児休暇、出産手当等)を整えて、子育てがしやすい日本を作る為に抜本的な対策を練る事が急務ではないでしょうか?

20年後、30年後に自分が老人になる時に不安なのは私だけなのかと疑問に思う今日この頃です。

 

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